エアガンターゲットの製作3


そうそう、忘れてましたがコントロールBOXなる物も作ってました。

コントロールBOX

メイン基板を表示パネルの裏側に持って行ったので、これらの操作ボタンが押しづらくなってしまいました。
仕方ないので、基板のボタンを付けるポイントからケーブルで引っ張り出して、コントローラー化した、というわけです。


そんなわけで後回しにしていたターゲットの加工に戻りますが、お披露目予定の夏まで時間もないので 当初の設計のまま進めることに。
距離とか配置とかは公式ルールに従うのが妥当ですね。
製作中のターゲットはストップターゲット(当てるとカウントが止まる)にするとして、あとの4枚は・・・おいおい考えよう。

で この時点で的中検出用のマイクロスイッチは固定済みで、手押しでのスイッチ反応についてもテスト済み。
次にしっかり確認しておきたいのは、LEDユニットに接続した状態で 実際にエアガンで撃ってみて、
ちゃんとスタート/ストップスイッチとして動作するか?という点。
LEDユニットの仕様によっては、ONになっている時間(BB弾が当たって跳ね返るまでの瞬間)が短いせいで反応しない!
という可能性もあるわけで。

となれば、ここはもう実験するしかありませんな。
まずはLEDユニットのスイッチにターゲットからの配線を並列に差し込んで、エアガンでターゲットを・・・

ターゲットを・・・?

あれ?

あ、俺、エアガン持ってねえやwww


というのはさすがに冗談ですが。

要するに一番やっすいやつ(一発づつ手動でコッキングするタイプ)しか持ってないのだった。
じゃあこんな物を作ってどうするのかという(略)

まあとりあえずテスト役くらいはこなせるだろうってことで、ターゲットを試しに撃ってみることに。



よしよし、ちゃんと反応するじゃあないか。
しかし何か物足りないな・・・。
もっとこう、当たった!って感じがあったほうが、テンション上がるよなー。
ゲーム的なイメージで言うと、ターゲットがパタッ!と倒れるとか。
それかスピーカーから悲鳴が聞こえるとか・・・。

ん〜、まあ、LEDでいいか。
というわけで用意したのが、乳白色シリコンチューブ。

LED

この中に緑(未HIT時に点灯)と赤(HIT時に点灯)のチップLEDを交互に5個づつ仕込んでみました。
これをどうするかというと。

ターゲット進化

ターゲットの外周に。
ぐるっと白いチューブが一周しているのが見えるでしょうか?
ここでLEDを光らせて、的中か否かを表示しようというわけです。
ガチ勢のエアガンの威力に耐えられる強度があるのか、甚だ疑問ではありますが。
あ、このあたりの説明は加工順序が色々と前後しているので、ターゲット部分のウレタンシートがまだ未装着の状態です。ご了承ください。

で、そしたらちょっと細工をしないといけません。
通常時は緑、当たったら赤を点灯させる回路が必要というわけです。
もともと自分の構想の中では、的中したかどうかはターゲットごとに判定させよう、という考えがあったので これはこれで想定の範囲内。

そんなわけで、この実現のためにリレーによる自己保持回路をくっつけます。

ターゲット裏側

ターゲットの裏側に。
と言っても 動作板ではなく、ちゃんと枠に固定していますよ念のため。写真では分かりづらいけども。
しかしまあリレーでどうにかしようって時点で正確なタイム計測は不可能なわけですが、
公式採用を狙ってるわけでもない只の余興の品なので 気にせず進めましょう。

小さいプラケースの中に基板を納めて、4線ケーブルでLEDユニットの方へ持っていく形に。
当時の資料をひっくり返してみると、
・DC12V
・OUT1
・OUT2
・GND
となっています。
的中時にはOUT1−OUT2間が導通する仕様。
具体的に言うと、的中するとターゲットの回路をリセットするまでOUT1−OUT2間が導通しっぱなし、という事。
OUTのどっちかをGNDに落としてもいいような気もしますが、
“他に追加してみたい機能があるけど仕様が決まってなくて とりあえず一番どうにかなりそうな形にしておいた”的な理由でこうなりました。

で、そうなると確認しなきゃいけない事が出てきます。

まずカウントが始まっている状態で、試しにLEDユニットのストップボタンを押しっぱなしにしてみる。
反応しない。カウントは止まらない。
指を離す。反応して、カウントが止まった。

・・・ですよねー。
何となく予想はしてたけど。

つまり、ターゲット側で自己保持させてずっとONしっぱなしにしていると、カウンターは止まらないという事ですね。
そうなると、的中時に一瞬だけ導通するような信号が欲しい。
目的がタイムの測定である事を考えれば、立ち上がりを検出するのが妥当だな。

というわけで、ONになった後 設定したわずかな秒数だけ導通するようにワンショット回路を追加することに決定。
問題は どこにワンショット回路を追加するか、という事ですが

LED表示板裏側

メイン基板近くに。
上の方で“的中したかどうかはターゲット自身に判定させたい”的な事を書きましたが、
要するに全てのターゲットを繋いでここまで持ってくれば いろんな事が何とかなるはず。
さらに言うと、最終的にセンサー付きターゲットを何個増やしたとしても ここで判定すれば良いわけです。

・・・んー、この絶望的なまでの説明下手よ。

まあまあそんな感じでLED点灯機能を追加したので早速テストしてみたいわけですが・・・。
いつまでも手動・単発じゃやってらんない、ってことで、買いました。
ちゃんとしたエアガン。

M92Fベレッタ

ちゃんとした、とは言っても、初心者向け的な値段の安いタイプですけども。
では、テストとまいりましょう。



ああ、やっぱり安物の在庫品LEDじゃなくて性能のいいやつを奮発しとくんだった。
と口に出しては言いませんでしたが、ちゃんと思い通りの動作をしてくれて一安心。
待機時は緑点灯、的中時に赤点灯しているのが お判りいただけたでしょうか。


とまあそんな感じで続きますよ。






 ←PAGE2へ戻る  ◆製作室へ戻る◆  PAGE4へ進む→