エアガンターゲットの製作2


そんなわけで どうやらエアガンシューティングの公式ルールというのがあって、大会も開かれているのだと。
ええ、知りませんでした・・・。
あたりまえというか、ちょっと考えりゃわかりそうなもんですが。

詳しくは公式ページ【 JAPAN STEEL CHALLENGE 】を見て頂きたい。
ルールやマナー等について細かく書かれてます。
紳士淑女のスポーツなのだな、と感動。

で、加工を進めてしまったターゲットをどうしようかって話に戻りますが。
マイクロスイッチで検出する方法で進めている以上、今さらターゲットの変更は難しい。
公式ではどうやっているか調べてみると、音(振動?)をセンサーで拾って判定しているとのこと。
んー、これはかなりの方向転換が必要だなー・・・。
さらに言えば、5枚必要なのね・・・。

とまあ結論は出ず。
とりあえず悩む時間がもったいないのでターゲットの件は後回しにして、
LED表示器やスタート/ストップボタン(以降“SSボタン”)の加工を進めていきましょう。

まずはLED表示器から。
先代の表示ケースは既にバキバキに割れているので新調するとして、どういう形にするか。

ここで重要なのは収納方法。
これも他の作品同様 使用頻度はそれほど高くないので、物置に置いておく時間の方が長いでしょう・・・。
そう考えると、できる限りコンパクトにまとめたいところ。
で、いろいろ考えた結果、ここに表示器を固定することに。

蓋加工中

ボケボケの写真で申し訳ない。
収納ケースの蓋をくりぬいて そこにLED表示ユニットを固定しようという作戦。
視認性を高めるために前面にはスモーク色のアクリル板を貼り付け。
これでLEDのガードも兼ねることができます。
この蓋の裏面には、塩ビパイプで組んだ脚をつけます。

蓋裏脚

こんな感じの。
展開時にはこの脚と蓋とで三角形に自立させるわけです。
こうすれば三脚も必要ないし。
また、LEDユニットだけでなくメイン基板もこの蓋の中央あたりにケース固定してあります。
まあ、裏側の写真が全然ないのでよくわからんと思いますが、
奇跡的に動画はいくつか残っていたので このシリーズの終わりの方で紹介します。
というわけで、正面から見たのがこちら。

蓋正面

うん、とってもコンパクト。

そしたらお次はSSボタン。
表示ユニットから小型の箱へ操作ボタンの配線を引っ張り出して、その箱をカメラ三脚に固定して使用する、
という先代の仕様は問題ないので、そのまま引き継ぎます。

旧型

ただ、百均のプラケースで作った先代の箱はこれまた既にバキバキだし
スイッチや配線類もボロボロなので、そのあたりの交換を行います。
こんどはちゃんとしたプラケースで。

新型

いきなり完成写真です。
上のPUSHボタンには、スタート/ストップ機能を割り当て。(LEDユニットの【DOWN】ボタンと並列)
大衆遊興施設でお目にかかれる部品ですね。(型番:W5GF-A12/omron)
裏側に6ピンのオスコネクタがあり、
1:DC12v
2:LED(BLUE)
3:LED(RED)
4:LED(GREEN)
5:OUT(オープンコレクタ)
6:GND
というピンアサインになっています。

裏側

相手のメスコネクタを探す手間を省くために直接はんだ付けしていますが、
今説明書を読み返していたら しっかりコネクタの型番が書いてあった・・・。

中身

蓋を開いて見たところ。
箱の中に3つ並んだ赤いトグルスイッチはLED関係のコネクタに繋がっていて、
ボタンの照明を自分の好きな色に変えることができます。

リセットボタン

写真右にある赤いPUSHスイッチには、リセット機能を割り当て。(LEDユニットの【UP】ボタンと並列)
これまた大衆遊興施設でお目にかかれる部品です。(型番:MS-912/?)
こちらの照明色の変更はできません。
側面にあるコネクタは4ピンで、写真左から
LED(カソード)
OUT(オープンコレクタ)
GND
DC12v
となっています。

青いトグルスイッチは二つのボタンの照明自体をON/OFF。
当初の仕様通り屋外での使用(バッテリー駆動)を想定しているので、昼間は消灯して消費電力を減らそうというわけです。

また スイッチの下側に隠れて見えませんが、RCAメス端子が並んでいます。
ここからケーブルでメイン基板に繋ぎます。
昨今の家電はHDMIケーブルによる接続が当たり前になっており、我が宝箱(ジャンクボックスとも言う)にも
長いのから短いのまでRCAケーブルが余りまくっている状態なので、渡りに船というわけですよ。

最後に、底面のカメラ用三脚を固定するためのメネジ。
カメラ用ネジの規格は1/4インチというタイプ(ユニファイ並目ネジ)であり、ちょっと大きめのホームセンターに行けば
ナットを手に入れることは可能ですが、何にせよケースに固定するには勝手が悪いです。
しかしフランジ付きのナットなど見つかりません。
自分で溶接とかできれば解決なんですがねー。
で考えたのがこれ。

メネジ

後で出てきますが、DAISOの500円三脚についてくるスマホホルダー。
このメネジ部分が正にそのままなので、余計な部分をカットして箱の底に2本のネジで固定すれば
あっという間にカメラ三脚用固定座面の出来上がり、となるわけです。

これで一応、LED表示器とSSボタンはヨシ!
次回は、残りの加工を進めていきますよ。


続く。





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