エアガンターゲットの製作
とりあえず、↓こちらの商品。
いつもお世話になっている秋月さんとこの超大型4桁LED表示キット。
これにちょっと手を加えて組んだことがありまして。
まず基板と表示部の接続をケーブル式に改造してクリアケースに収め、
一部のスイッチをケーブル&コネクタで引き出して別ケースに。
まともな写真がなくてすいませんが、こんな感じの物にしてました。
スイッチ箱はカメラ用の三脚に固定、表示部も専用の脚を製作して固定。
“PUSH”ボタンにスタート/ストップの動作を割り当て。
で、ボタンを押して、なんかそこらへんをグルーッと周って戻ってきたらストップしてタイム計測、みたいな。
あくまで余興用ですが、そんな使い方をしてました。
しかし駆動電源が12Vでしてね、これ。
ACアダプタを用意して動かしてましたが、そもそも屋外で使用する想定。
まいどまいど、延長ケーブル的なもので電源を引っ張りまわさなきゃいけませんで。
その面倒もあって、残念ながらあまり使用頻度が高くありませんでした。
しかしこのまま腐らせるのはもったいないので、何かに使えないかと色々考えまして。
どうせなら皆で楽しめるものにしたい。
で ふと思い出したのが、エアガンのターゲットについて友人と熱い議論を交わしたこと。
ああ、そうか、これだ。
エアガンシューティング用のタイム計測マシンを作ろう。
という感じで、この壮大な計画は始まったのでした。
まず最初に決めるのは仕様。
・LED表示キットのストップウォッチ機能を利用して、エアガンの早撃ちタイムを計測する。
・手元のスタートボタンでカウント開始、ターゲットに命中するとストップ。
・ターゲットまでの距離はおいおい決めていこう。
・屋外使用を想定する。
・電源は家庭用100Vと、バッテリー駆動のどちらも使えるように。
・アナログ制御で。
・収納をコンパクトに。
・なるべく安く!!
こんな感じでしょうか。
で、ここで先に書いてしまいますが、このエアガンターゲット 現在のものはバージョン2でございます。
どういう事かというと、
春:開発開始 → 夏:ギリギリでバージョン1完成 → 夏連休:お披露目! →
→ 連休後:納得いかない出来だったので、改修開始 → 秋:バージョン2完成
という流れ。
なので、とりあえずこの記事はバージョン1についてです。
さっそく作業に入るわけですが、正直それほどキッチリ作るつもりはなく、あくまで夏の余興品としての開発。
LED表示キットのスタート/ストップ動作をする押しボタンスイッチをケーブルで長く引っ張り出して、
スタートスイッチ&ターゲットの当たり判定スイッチに並列に繋げばいいだろ的な軽い気持ちで進めてます。
そんなわけでターゲットの製作から。
とはいえ“円盤状のある程度固い金属”というイメージしかありませんで。
大きさはどのくらいがいいのか、そもそも何m離れて撃つのか、まったくの手探りです。
とにかく円形の金属板、というキーワードで探して試して、最終的にたどり着いたのはこれ。
底板が外れるタイプのケーキ型。(15cm)
底板をターゲットとして、当たったかどうかをマイクロスイッチで検出しようという考え。
そのため、ターゲットがスムーズに動く事と、マイクロスイッチを固定する“枠”が必要という条件から、これに辿り着きました。
使用するのは、マルツ電波さんにて購入した超小型マイクロスイッチ。写真はない。
ストロークが何mmかとか、検出するのに必要なのは何Nなのかとか選定条件は色々ありますが、
説明が面倒なので製作内容についてだけ書いていきます。
まずはスイッチを枠に固定するためのブラケットの製作から。
スイッチ自体に固定用の穴が開いているので、それを利用します
枠にも穴あけ。
調整できるように、長穴に。
これを組付けて、こんな感じ。
これを4ヶ所固定します。
ほとんど見えてませんが、ブラケット先端あたりにマイクロスイッチが付いてます。
これで、ケーキ型の底板だけが微妙なストロークで動いて、弾が当たったかどうかを判定しようというわけ。
底板が元の位置に戻る力は、マイクロスイッチのバネの力のみです。
でまあ、そうそううまくいくわけもなく。
セット時に一番下になるあたりを押した時だけ 底板がはまりこむような感じになって、
マイクロスイッチの力だけでは戻らなくなる現象を確認。
急遽 一番下の部分に、うす〜いスペーサーをかませることに。
うーん・・・決して狙ったわけではないが、形がアレだな。
クリアファイルか何かを切り出したもの。
これをブラケットと枠の間に挟んで固定しつつ、底板をこの厚み分だけ上に押し上げて、
底板と枠が接する部分を極力小さくしようという考え。
どうやらこれがうまくいったらしく、はまり込む現象はなくなりました。
とりあえずこれでターゲット本体はヨシ!
と思ったけど、このままではすぐにボッコボコの凹みだらけになってしまうだろうと思い、表面にクッション的な何かを貼る事に。
しかし、弾力性がありすぎると衝撃を吸収してしまい、BB弾では反応しないかもしれない。
まあとりあえず気休めでいいから薄いウレタンシートを貼ってみるか、で結果がこれ。
もうちょっと綺麗にできないものかと思うが・・・。
で、皆さん既にお気づきだと思うけども、反応するのは底板の露出している部分のみで 周りの枠にあたってもOK判定は出ない。
実際、使用時には 「あれ?今の当たったよね?」 という状況は頻発しました・・・。
まあまあ、なんにせよ一応形にはなりました。
適当なテスト回路で動作確認した際も、とても良い反応。
さりげないドヤ顔で友人に完成写真を見せたところ、
「大きさとか距離とか、公式ルールでは〇〇ってことになってるぞ。」
・・・?
・・・ん?
・・・・・・公式ルール?
えっ・・・何・・・だと・・・?!
続く。
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