サス+ステア+αに挑戦(5)




さて今回は、フロントサスユニットの本体(以降、FSユニット)でも作っていきましょうか。
まずイメージとして、出来上がりはこんな感じに。

こんな感じに

いきなりネタばらし的な感じから入っていきますが、このほうが分かりやすいかと。

で実際の加工ですが、アルミリヤステーを用意し こんな位置にΦ2穴あけ。

こんな位置に

金メッキタイプが手に入ったので、惜しげもなく加工。
3枚重ねて(1枚は上側用、1枚は下側用、1枚は予備)一気に開けてしまいます。
どうやって位置を決めたかというと、現物合わせで。
1枚目の写真のような感じにするので、アレをああしてこうしてコレで。
・・・まあわからないですよねー。

えーとまず、写真の黄色で囲った穴の位置ですが、けっこう“重要”です。

注意すべき点として、
@赤丸の穴が、標準で開いている穴に被らないようにすること。
Aアルミプレートの穴位置が、そのままステアリング軸の角度に影響すること。

な〜んてエラそうに書いてみましたが、記事を書いてる今だから冷静に言えるんでね。
よくわからない場合は、一旦 最後まで読んで頂いて、脳内でシミュレーションして頂ければと。

とりあえず作業している時点では 自分でもよくわかっていなかったので、勢いで進めてみました。
まず、リア側含めて 全体の仮組みをしてみる。
で、理想的に接地した状態を検証(想像?)してみたところ、偶然にも次写真のようになった事。

作業風景

ギヤカバーの上面と前後サスユニットのフレーム部分が水平(に近い)状態が、具合が良いようだ、と。
・・・正直、怪しいですが。

とにかくこの状態でアルミプレートが水平になっていれば、完成して接地した時にFSユニットが水平になり
ステア軸も路面に対して垂直になるはずである、と。
こんな思考の結果なのです。

そんなわけで、アルミプレートが水平な状態で上述@を満たす位置を決め、Φ2の穴をあけます。
次に赤い丸の穴位置ですが、まず上の写真のようにプレートを仮組みします。
赤丸の穴位置は、ピニオンギヤの刺さってるシャフトの延長線上になります。
もちろん写真のような状態で、真上から見て、です。
距離は、オレンジのクラウンギヤがちょうどピニオンギヤにかかる位置。
よろしいでしょうか?

まあまあ適当な説明ですが、先に進みましょう。
いらない部分をカットしてしまいます。

ばっさりと

写真上が上側用、下が下側用。
下側用は、赤線から下もいらないのでカットです。
バリ取りもしておいたほうがいいです。

そして、仮組みしてみます。

仮組み

“その2”で作っておいたユニットの、マルチブレーキセットからの切り出し部品(写真奥の黒い部品)
を、上記アルミプレートとスペーサーで挟んだ状態を基本とし、ステアユニットを組み入れ。
ああ、説明の難しさよ。
この写真のほうが分かり易いので、どうぞ。

斜めから

これでフロントまわりの全貌が明らかになりましたねー。
このクラウンギヤの所で回転方向が逆になるので、緑ギヤの向きを変えたわけで。
まあ他にも色々と方法はあるのでしょうけども。

話を戻して、このままでは まだダメ。
上写真右側の先端の軸を中心に、アルミプレートとステアユニットが回ってしまうわけで。
そこでこんな部品を用意。

L字部品

またまたマルチブレーキセットからの切り出し。
ホントに使い勝手が良すぎ。(本来の使い方とは違う意味で)

これを どう使うかというと。

ASSY

こういう感じに。
この位置関係がどうやって決まるかというと、サスユニット側の紫ピニオンギヤが
オレンジのクラウンギヤにガッチリ喰い付く位置で現物合わせ。
ということでお分かり頂けるだろうか。

で、各所にΦ2の穴をあけたら 再び組んでいくわけですが、組み付けにも順番があります。
まず、上記のL字部品を上アルミプレートに半固定。

なんかイイ感じ

続いて、L字部品をサスユニットのアルミ板に半固定。

なんかイイ感じ2

そしてさらにアルミスペーサーを写真のように挟み込んで、下アルミプレートを半固定。

なんかイイ感じ3

ユニット全体の平行・直角が出ている(ような気がする)状態で、全ネジを締め付け。

と、これでFSユニット本体は完成となります。
まあ後はシャーシに取り付けての干渉チェックとかですかね。

動作確認

ピンボケで申し訳ない。
この時点で 電池を入れてモーターを回して、なんてこともできます。
試しにスイッチ入れると、普通に回転。
そりゃそうだ。
そんな感じでまた次回。


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