サスマシン+αに挑戦(5)




今回はステア軸受け周りのお話です。

これまた前回同様、軸受け部品から何かしら伸ばして、左右のフロントローラーを
繋ぐ部品(以降、ロッド)に連動させようと思います。
前回の反省を活かして、より良いモノを目指そうではありませんか。

と、簡単に言ってみましたが前回よりもさらにスペースが無くなってまして。

このスペースで実現

サスユニットを構成するナットが邪魔な場所に。
かといって、他にどうしようもないのも また事実。
うまく避けるように軸受け部品延長部(以降、アーム)を作っていきます。

そんなわけで、今回 目を付けたのはこんな部品。

六角スパナ

もはや部品ですらありませんが・・・。
ローラーとか、その辺のパーツに付属してくるやつです。
色も各種 取り揃っております。

何といっても、アーム部品の最大の課題は強度不足。
それを補うための最終兵器なのです。たぶん。

形状を活かしつつ、不要な部分をカット。
そしてこのスパナを選んだ最大の理由が、この加工。

カット&タップ

M2のタップ立て。
FRPや薄いアルミ板では弱すぎるので。

で、これを軸受け部品に取り付けてみましょう。

カット&タップ

こんな感じ。
皿ネジ大活躍。
ネジ先端は、ギリギリまで削ってしまいます。

シャーシに取り付けると、どうなるか。

カット&タップ

どん!と。
ね。
なんて攻撃的なフォルムでありましょう。
そこはかとなく不安です。

とりあえず これじゃ届きませんので、前に向かって伸ばしてみましょう。
スパナをさらに2本 犠牲に 用意しまして。

さらにカット&タップ追加

まあ色々と試行錯誤しつつ、

さらなる未来へ

こんな形に。

さらに現物合わせしながら、不要な部分をカット。

加工加工

そして完成形がこれ。

ステーをカット

もちろん左右一組ずつで。
これもまた、出っ張ったネジ先端部分はギリギリまで削ります。

ちなみに、軸受け部分を固定しているネジが1本ではズレて(回って)しまうので、
もう1本を追加してあります。

回り止め

こんな感じに。
“回り止め”の意味合いが強いです。
正直、微妙・・・。
スペースがない故の苦肉の策なのですが。

これで、シャーシに取り付けてみます。

一歩ずつ前進

さあどうでしょう。
サスマシン+αに挑戦(4)の時とは、ロッド部品を変えてます。
ロッドとアームをリンクさせる部品のためです。
けっ、決して!アームが短すぎて届かなかったせいではありませんよ!

えー、気を取り直して、FRPをこんな形に加工して。

新ロッド部品

そこに、前回同様、スペーサーを立てます。

ロッドとアームのリンク部分

前回は特に考えもなくこんな構造にしたんですが、
今回はサスペンションユニットに連動して アーム部分も上下に稼働するので、これで正解かと。

出来上がりが こんな感じ。

完成一歩手前

ローラーを付けて、上から。

長い道のりでした

ネジ先端を削り込む前の写真ではありますが、内側からも。

内側からも

さらにこっちも

さあさあさあどうでしょうか。
ちょっとゴテゴテしすぎなのは、まあ、いつも通りか・・・。
しかしこりゃ重いなあ。
アライメント調整?もしないと。

ま、何はともあれ、ステア機構も これで完成〜。
次回は ボディとか、細かい部分とか、色々です。
もうちょっと お付き合い下さい。



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