サスマシン+αに挑戦(3)




今回はサス機構編ですよ。

でまあ いろんな方法があるわけですが、今回の作例について書いてみます。
まずはサス製作者にはおなじみのこのパーツ。

パワーバーセット

ダンガンレーサーのパワーバーセット。
この黄色い部品に、スタビライザーポールセットのプラ部分をカットした物をねじ込みます。
さらに丸い部分を少し薄くなるようにカット。
穴径を少し広げて真鍮スペーサーを突っ込むと こんな感じに。

サス機構1

こいつを、まずはリア側に装着してみましょう。
サスユニットの、外側の固定ネジを少し長い物に変えてこの通り。

サス機構リア側

もちろんサス機構自体はフリーに回ります。
同様にフロント側も。

サス機構フロント側

またユニットをバラして、ネジの変更&サス機構の取り付けをします。
ああ面倒くさい。
なにはともあれ、これでサス機構の第一歩です。
またまた書きますが、本当にここまで辿り着(略)
あとはスプリングを仕込んで、シャーシ側に接続するだけです。

リア側の写真に写ってますが、センターシャーシとリア(フロント)シャーシを
止めているビスを少し長めにして、その先端に黄色い部品をねじ込み。
そこにサス機構を繋いでしまおうと考えまして。
色々調べた結果、その接続部分に こんな部品を用意してみました。

MSシャーシマルチブレーキセット

MSシャーシマルチブレーキセットです。
この中の部品の一つを、こんな感じにカットします。

部品カット

このように穴の方向が90°違った向きになっている部品は重宝します。
他にもこんなのや、

ローラー用の止めネジ

こんな部品を用意しまして、

中心の穴をφ2.2に広げつつ

がつんと組みつけてみます。
リア側がこんな感じ。

リア側サスペンション

さあどうでしょうか。
スプリングは、前回も登場したスライドアタック・ファイティングタイヤセットの物を使用。
フロント側がら見た全体像がこちら。

全体像

こんな感じに。
まだまだちょっと不恰好です。
これはまだ試着状態であり、この後さらなる変更があるわけですが。

ここまでできると、なかなか感動モノであります。
さっそくビヨンビヨンさせてみ・・・。

みる・・・。

ん〜〜。

・・・・・・硬いね。

想像以上に。
角度がまずいのか?
スプリング2本ってのが良くないのか?
いやいや、前述のように この構造だと左右のねじれを吸収できないから、
バランスを考えて左右別にしたのであって・・・。
RCカーの経験も無いし、適正な硬さってのがわからんなあ。

ハッ!そういえば、こんな伝説を聞いたことがある・・・。
サスマシン製作者は、完成間近になると“妖怪ビヨンビヨン”の魅力に取りつかれ、
高い車高でサス効果を最大に発揮するセッティングと、現実の速さとの間で苦悩する、と・・・。
危うく俺も、憑りつかれる所だったのか・・・。

あ、もういいですか?
まあ実際に走らせてみなきゃ、良いか悪いか分かりませんやね。

正面から

真横から見ると、こんな感じ。
やっぱサス機構が格好悪いなあ。
後で修正しましょう。

で、話は前後しまして。
センターシャーシとリア(フロント)ユニットとの接続部についてです。
前回のシャーシの逃がし加工をした写真を見て頂くとわかりますが、とにかくギリギリです。
強度的な意味でも。
そのため、サスユニットが出来てから 現物合わせをしながら最低限の逃がしに抑えるように再制作、となったわけで。

センターシャーシ

写真の赤丸の穴をΦ2.1程度にあけ直して、シャーシから強化ギヤカバーまでをビスで一貫して止めるのが必須。
底面にもFRPの補強を入れたいところ。

FRPマルチプレート(ショート)

今はこんなのもあって便利。
そのままリア側に。

リア側底面

フロント側はサスユニットに干渉するので、少し削って取り付け。

フロント側底面

で、両方とも先端側のネジが困った。
表側を削ってしまっているので、そのままでは止められず。
なんとか平面を作って、固定したはず。
ちょうどいい写真が無くて申し訳ない。

それから表側。
強化ギヤカバーを採用して、それごと共締め。
最初は ミニ四駆改造日記さんの記事を元に標準のギヤカバーを加工してましたが、
自分の寸法の見通しが甘く、センターシャーシのギヤ受け部(コの字型の所)の側面を
ギリギリまで削るはめになってしまい、強度不足になり、
作例のような止め方をするとギヤカバーがどんどん中へ入り込んで行ってしまう、とまあ、
どうにもならなくなってしまった というお話。

ただ、強化ギヤカバーに変更しても問題はあります。
まず、モーターの変更が容易でない事。
かなりめんどくさくなります。
次に、サス軸を押さえつける力が弱くなる事。
若干、ではありますが、致命傷と言えなくもない。
何か対策を考えたいところ。
そしてフロント側が厳しい事。

フロント側表面

いろいろと競っており、強引な固定です。
サスユニットの所で わざわざ皿ビスに変更したものこのため。

まだまだ改良すべき点が多いですが、何とか形になりました。

次回からは、ステアリング機構の制作編となります。




 ←PAGE2へ戻る  ◆製作室へ戻る◆  PAGE4へ進む→