サスマシン+αに挑戦(2)
今回はフロント編でございます。
まあタイトルにも“+α”なんて付けちゃって もったいぶったりしてますが、
要するに“サスペンション+ステアリング”マシンを作ってみようって事です。
完成形は頭の中にできておりますので、それを目指して まずはサスユニットから作ってみましょう。
リア側同様、こちらもベアリングはめ込み式です。
ただしフロント用は、4枚重ねて同じ位置にΦ5.9の穴と Φ2.1の穴x2をあけます。
そのうち2枚のみベアリングはめ込みで、残る2枚はΦ6程度に穴を広げます。
で、これらを順番に組んでいくわけですが、詳細は写真で・・・。
こんな感じで、スペーサーやらワッシャやらビスやら入れつつ組んでみます。
写真は左側です。
これが右側。
で、これらを繋げます。
どん!と。
さあどうでしょうか。
ここまでたどり着くのに、かなりの時間がか(略)
実のところ、この後もまだまだ改良が加えられていますので、スペーサーやワッシャなどは変わっています。
ここからどうするかというと、第1弾の時同様ステアリングシステムを使っての実現を考えているので、
ステア軸受けを取り付けるわけです。
さっそくステア軸受け部品をこんな形に加工。
これも確か作り直した記憶がありますが、だいたいこんな形です。
左右作ったら、ステア軸の角度を確認します。
角度が決まったら、サスユニット外側のアルミ板に 軸受け部品を現物合わせしてΦ2.1の穴を開けます。
写真でわかる様に、アルミ板の不必要な部分は削ってしまいます。
左右取り付けたら、また組み直します。
写真は上下ひっくり返っているので、左側の写真が左側になります。
内側から見るとこんな感じ。
めくるめくパズルの世界。
Φ5.9の穴位置を4枚揃えたのは、芯出しを容易にするためです。
ここで一度、標準の左右を繋ぐ部品を取り付けてみて、長さの確認をします。
スペーサー等を調整して、左右が水平になればベスト。
こうしないと、シャフトの長さが適切ではなくなってしまうのです。
ユニットの方が狭いぶんには、シャフトを短くすれば良いかも。
で、実際の加工は少し前後してまして、ステア軸受け部品を取り付ける前に
センターシャーシ、フロントシャーシの削りをやっています。
ステア軸受け部品を 車体に対して垂直になるように取り付けたかったのですが、
ある程度シャーシに収まるようにしないと垂直も何も分からないわけで。
写真がないのが残念ですが、とにかく初期の段階ということで 削りすぎた部分が多く、
強度不足が理由で作り直しをしていますので、最終形はお見せできるかと。
でまあ上記のとおり シャーシの逃がし加工自体はユニット製作と平行してますので、
その過程で気づいた点も同時に修正していきます。
まずは上の写真の赤丸部分。
ここを内側ナット止めにしてましたが、非常に邪魔です。
部品箱を漁って、見つけたのがこれ。
バンパーレスユニットとかに付いてくる皿ビス。
アルミ板を内側から皿ザグリ加工して、外側にナットが来るようにします。
これでもまだ出すぎなので、確か さらに深くしたはず。
で、左右ともこの加工をして、また組んで。
まだ皿ザグリが浅い状態の写真ですねー。
内側にネジ頭をもってきたので、アルミ板に先にステア軸受け部品を取り付けてから組むことになります。
そして次の修正点として、4枚のアルミプレートが歪んでしまっている事。
そもそもスペーサーの座面が狭いので限界がありますが・・・。
不本意ながら、ペンチで少し力をかけて修正。
その他にも、細かく逃がしを入れたりしつつ、最も軽く回る位置関係を探ります。
写真は種車標準のホイールですが、ステア軸受け部品が付いたままでも引っかからずに回すことが可能です。
そして、何とか出来上がったのがこちら。
さあさあどうでしょうか?
何度でも書いておきますが、ここまで辿り着くまでには ものすごく(略)
公式に使用可能な部品のみを使うというルールを、意地でも貫きます。
詳細はやはり説明しずらいので、写真でご勘弁。
そして次のステップ。
シャーシの逃がしへ。
前回とかでも書いた通り、シャーシの逃がしは かなりやり直してます。
なので、結果だけ。
まずセンターはこんな感じで。
結局、単体で販売している軽量センターシャーシで。
強度的にも、いろいろとギリギリです。
続いてフロントシャーシ。
こちらもギリギリ。
フロント・リア セットで売ってる強化ユニット・・・かな・・・。
一部、銀に塗ってありますが特に意味はなく。
そしてギヤカバー。
強化ギヤカバーです。
こっちのが都合が良いかと。
そして組んでみましょうか。
いやはや ようやくここまで来たなあといった感じ。
しつこいと言われようが書きますよ。ここまで来るのに本当に(略)
上記の調整の時に書きましたが、このホイールはこのままでも干渉なく回るので、
ステア機能をOFFにした状態での走行も可能です。
でまあ、参考までに 最低車高と最大車高がこちら。
実際にどの位の可動範囲にするかは、サスペンションの構成によって調整します。
次回は、そのあたりの加工へと突き進んでまいりますよ。
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