ミニ四駆の世界に挑戦(2)
そんなわけで、各部の寸法見直しをする為に またバラシます。
で、バラシついでにスプリングの仕込みを検討しましょう。
リヤ側にもつけましたが、フロント側はもっと弱いスプリングを使用すべきと考え、これ。
田宮模型が展開しているダンガンレーサーと呼ばれるシリーズのオプション品です。
これも公式には使用可となっているようで。
これに入っているスプリングを試したかったわけです。
運よく、スライドステー付属のソフトスプリングよりも若干弱い感じ。
ただ、外側形状が樽型になっているので、リヤ側のをそのまま交換、というわけには行かない様子。
とりあえずはフロント側に利用するとして、ここからがまた悪戦苦闘。
まずはスライドワイドローラーセットのステーを切って、こんな部品を作ってみたり。
これを動かないようにシャーシに固定して、スライドロッドに付けた突起によってスプリング効果を・・・。
なんて事を狙ったわけですが、そもそもフロントのスライド機構自体が左右に約20mm位動かしたいのに
スプリングの長さが9mmしか無いんじゃ役に立たないわけで。
んで次に作ったのはこれ。
スプリングを2個も使ってストロークを稼いでみた版。
ステアリングシステムの余った部品を切ってこんな感じに。
中央の透明な仕切り板は、スポンジタイヤの台紙を切った物。
スプリング同士が食い込まないように一応。
で、車体への取り付けまで進めてみました。
しかし これがまた計算ミス。
スプリングの両端は動かないように切り欠かないといけないのに、広くし過ぎた・・・。
試行錯誤の結果、最終形がこれ!
結局、FRPの削り出し。
スライドロッドも新規作成で、途中にスプリングを押すための突起を接着。
スプリングは2連式で、スライド機構のストローク幅に合わせた長さにセット。
中央にスプリング噛み込み防止のFRP製仕切り板。
そしてスプリングが逃げないように抑える板も追加。
組み上げると こんな感じ。
さあどうでしょうか。
調子こいてフロントアンダーガードとかも付けて見ました。
構成上、どうしても下側の突起(ビスの頭とか)が多くなってしまうので。
もちろん、先述の問題も解決済み。
ちゃんと横幅が規定内に収まるように・・・。
いやいや・・・ちょっとまて・・・。
ダメだ・・・。
めいっぱいステアを切ったら、ステーがはみ出して壁に当たりますがな。
まあ当たり前だ。
要は 逆“ハ”の字でないとマズイのか。
ステーの軸穴を内側に変更して、出っ張った分は削り落として。
これで横幅はOK、と。
しかも径19mmローラーまで対応。
ちなみに何度でも繰り返しますが、この形まで辿り着くのにひたすら試行錯誤を(省略)
それでは、今度は全長を測ってみましょう。
5〜10mm位オーバー。
ですよねー・・・。
まあリア側が出っ張りすぎなわけですよ。
というわけで、リア側を再構成しましょう。
さっそくユニットを取り外してみました。
で、ステーの締め付け穴が使えそうなので、利用してみましょう。
まず長すぎると思われる部分をカットします。
綺麗に整えて・・・。
2つの筒状の突起は、ゴムブレーキを取り付ける部分。
できれば利用したいのですが、スペース的にきつかったので泣く泣くカット。
そしてこんな部品を製作。
これをシャーシに取り付けます。
いらない部分をカットして・・・。
スライドステーを取り付け。
横から見ると。
こんな高さ関係になっています。
これで何とか全長も収まりました。
では、ここまでの状態を上から。
そして横から。
長い道のりでした・・・。
しかもまだ終わってねえ・・・。
ちなみにローラーの高さはこんな感じ。
いろいろ考えた末、コースの壁高さを30mmと想定しております。
もちろんこれで確定ではありませんで、テスト走行するまでの暫定位置となります。
とはいえ、タイヤがかなり近くまで迫っているので あんまり変更はきかないかも。
そしていつのまにか、大径タイヤに決定かも。
まあ、このへんの足回りは 試走してみるまでよくわかりません。
ちなみにステアリングシステムの大径用ホイールは、回転を伝える部品
を一度はめてしまうと、容易には取れませんのでご注意を。
小径ホイールと違って、はめ込みのツメが入る部分に補強リブが立っているせいです。
続いて、フロント側を。
もはや写真ではよくわかりません・・・。
何にせよ、これでようやく走れる状態にまで持ってくることができました。
本当に何度も書きますが、ひたすら試行錯誤の(省略)。
そうそう、このへんをベアリングに変えました。
最後に全体の見直し・仕上げをして、完成〜〜。
こんな出来栄えで。
では、とりあえずスイッチを入れてみましょう。
電池はエネループを用意。
ただ、通常のアルカリ電池などよりも全長が長いため、取り扱いには注意が必要です。
さてさて、スイッチON!
うるせえええええええ!!
早いマシン = 駆動系のロスが少ない = 音が小さい
という事で、音の大きさは一つの目安なのですが・・・。
まあ何にせよ、いよいよ試走となります。
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