フリップダウン式バックモニター製作 その6
“その後”的な内容になります。
結局、こいつは廃棄処分になりました。
そのへんの経緯とか、奮闘の歴史を少しばかり・・・。
しばらくは望みどおりの動きをしてくれていたユニットですが、
ある日を境にモニターを上げきれないようになってしまいまして。
調べてみると、ギヤボックスのケースの軸受け部分が割れていて、最終段のギヤと軸とが空転している状態。
もともと最終ギヤと軸との空転は兆候があったので、ここの部分にはかなりの負荷がかかっているようです。
そこで、前回のガワ割れ事件で部品取り用に保管していたギヤボックスから真鍮の丸い部品を調達。
そして、こんな感じに加工。
これで空転など出来まい・・・。
が、しかしこんなデカいの、ギヤボックスの中に収まるはずもありませんで。
そこで、ケースの割れた部分をきれいに削ってしまい、さらに部品取り用からケースの片割れを調達。
これを外側に貼り付ける形で、ケースの拡張をします。
ケース締め付けのビスは標準の長さでは足りないので、別途購入します。
さらに、ギヤボックスの取り付け穴までずらせるだけの余裕はないので、取り付け部品の付く所だけ切り欠きます。
そんなわけで、改良版のできあがり。
これで空転やら何やらの問題は改善されたはず。
と、まるでうまいこと解決してやった、みたいな書き方ですが 結局だめでした。
やっぱり負荷が大きすぎるようで、いろんな部分で無理がある感じ。
それならば、もっとパワーとか強度のあるギヤボックスを使ってみようか、って事で次の段階へ。
まずはギヤボックス。
在庫品の中から引っ張り出してきたのがこちら。
6速ギヤボックスHE
これなら申し分ないでしょう。
で、これが大きくなった分、収めるケースも大きくする必要があります。
色々考えて、こんなケースを用意。
このケースはネジ止め式なのが少し問題だったりするのですが、それはまた後で。
内側の余計な突起を削ったりして、こんな感じに。
なんとかなりそうなので、前回同様に取り付け穴や長細いスリットなどの加工をして、組み付け。
ギリギリです。いろいろと。
で、ユニットの固定方法がこちら。
長い六角ボルトのナット止め。
どうにもこれしか方法が・・・。
でまあ最終的に取り付けた写真がないわけですが、結果で言うと、不採用。
引っ張りあげる強さは何ら問題なかったんですがね。
とてつもなく ウ ル サ イ んですよ。
とてもじゃないが許容できないくらいの騒音でして・・・。
しかしまだまだ諦めませんよ。
要するに、上に引っ張り上げようとするからうまくいかんわけで。
それならば・・・。
・・・。
続く!!
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