フリップダウン式バックモニター製作 その3



作業の続き&修正などを。
前回 書いたように、モニターを降ろした時にルームミラー(標準)に干渉して、
完全に降りきらない事が判明。
アルミ部品をもう少し長くしてみます。

ただ実際に動かしてみてわかったのですが、今の構造だとアルミ部品が捻じれやすく、
リミットスイッチで微妙な位置を拾いづらいようです。
そこで、こんな素材を用意。

アルミ材

コの字型のアルミ材。
こいつをこんな感じに加工。

作り直し

スリット部が汚かった・・・。
この後、修正。
えーと、寸法も書いときますか。
側面はφ3.2穴、穴ピッチ15、φ3.2穴、穴ピッチ45、φ4.1穴。
スリットは幅2.2、長さ22位。
位置は現合で。

で、組み直し。

新型

さあどうでしょうか。
見づらくて申し訳ない。
また後で実際に取り付けた状態の写真を載せますが、とにかく改善されました。はい。

で、“その2”でも書きましたが、ちょっと問題が発生。
今回使用しているミニモーター低速ギヤボックスですが、ギヤの組み合わせでギヤ比を選択できる、と。

組立図の一部

で、その中で一番ギヤ比の低いのは図中の赤線の組み合わせ。
そうすると出力軸は、内側の穴を使用することになるわけです。
この、軸を固定する穴ですが、図にもあるように“∞”マークのごとく
半欠け状態で繋がっていまして、これがどうにも・・・。
何度か稼働実験をしているうちにハトメがダレてきたのか、
モニターを上げようとすると 軸が外側に向かう力が大きくなり、
ギヤが空転してしまう現象が発生。

こりゃあかん、ということでプラパテで反対の穴を埋めてみましたが柔らかすぎてNG。
さらに車外装用の金属質パテとか試してみたけどうまくいかず。

埋めてみる

そのうちにパキっとユニットのガワが割れてしまいました。
ギヤボックスの向きを逆に組んでいたら、これらの問題は発生しなかったかも。

どーにもならんので、仕方なくもう1個購入。
今度は最初から埋めた状態で組んでみます。
そして、設置してみたのがこちら。

完成形

それなりに満足。

次回は 配線引き回しとか、最終的なお仕事をしますよ。



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