パズー砲の製作3
次は本体・グリップ部・トリガー機構の製作に移ります。
ここでまず問題なのが、トリガーとグリップ周りの加工。
これをイチから作っていくのはさすがに時間が足りない。
で、友人にもう壊れて使っていないエアガンがないかと聞いたところ、
これなら、との返答が。
かなりの年代物で、壊れて動かないのだそうな。
ちょっともったいないような気もしますが、ありがたく流用させていただくことに。
で、素人ながらもなんとかバラシて、必要な部分だけを確保。
これで必要な情報がある程度揃ったので、ちゃんと設計します。
で、その設計図に従って加工を進めていくことになります。
まずは本体について。
実際の映像を見ての通り本体部分は一回り太くなっているので、呼び径75の塩ビパイプを用意。
この中に様々な機構を詰め込むことになります。
75パイプに65用のエンドキャップをはめ込んだもの。
そのままでは入らないので、外周を削って調整します。
手前側の出っ張りは、75用の継手の一部を切り出して接着しました。
ロック機構の高さ調整用に使います。
設計に沿って、加工用のケガキ線を入れます。
加工後の写真がこちら。
バルブの通り道の開口部、ロック機構の取付穴、トリガー部品の穴、フレームの取付穴などが見えてます。
次は本体と砲身とを繋ぐフレーム部品の加工について。
このパズー砲の特徴は何といっても中折れ式の装填機構。
ここをきっちり再現したいところなのですが、一番の問題は強度不足です。
いろいろと考えましたが 原作通りのフォルムにするのはちょっと難しい。
ということで、やむを得ず配管支持金具を使って固定することに。
う〜〜ん。
いきなり何とも言えない感じになってしまいました・・・。
しかし他に方法が思いつかないので、気を取り直してフレームの加工へ。
上の写真にはちょっとだけ写っちゃってますが・・・。
いろいろ考えた結果、アルミのチャンネル材を2個背中合わせにすることに。
まずは必要な形に削り出してから、こんな形。
ああ分かりずらい。
各部の締め付けは基本的に六角ボルトを採用。
そのあたりも原作では殆ど見ることはありませんが、“海賊の武器”→“無骨”、という勝手なイメージから。
で、これが本体にどう繋がるのかというと、
こんな形に。
左側の大きい穴が、上の写真にある砲身固定穴になります。
右の方の小さい穴が、グリップ部品の固定穴とトリガーの軸。
ちょっと加工の順番が前後していますが、これが仮組みしたところ。
一気に銃っぽくなるのが面白い。
文字のモールド部分はパテで埋めてしまいます。
次に、トリガー部品がどうなっているかというと、
こんな感じに 部品取りしたトリガーにミニステーを付けて延長し、
本体の中でPT弾のホールド部を押してやろうというわけ。
で、どうやって押すかで悩んだ結果、まずはアルミをこんな感じに加工。
これらを組み合わせて・・・
って、組み合わせた状態の写真がなかったので、本体へ組み込んだ後の写真を。
左の写真左側が本体下で右側が本体上。写真奥側がマズル方向になります。
弾の装填時に本体上側から円弧を描くようにバルブ部が入ってくるので、
押し部品を“コの字”にしたわけです。
青丸で囲ったスプリングは、未装填時に前に出てしまうのを抑えるため。
本体上側に取り付けたL字ミニステーへ引っかけてあります。
赤丸の追加部品は、ホールド部が左右へガタつくのを抑える役目。
わかりますかね・・・。
で、この押し部品はまっすぐ水平に動いて欲しいところです。
ハイパーバズーカの時は筒内をまっすぐ動く部品を利用して押していましたが、さすがに今回はめんどくさいスペースが無い。
で、その為のガイドを用意してやるわけですが、とりあえず次回に。
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