小型MP3プレイヤーの改造



えーと、タイトルで“改造”なんて謳っちゃいますが、バッテリーを交換しただけです。実際。
で、皆さんこんな感じのMP3プレイヤーをご存知でしょうか?



いろんな所でお目にかかる、激安MP3プレイヤーです。
通販、量販店、ドンキ、店先のワゴン、はたまたクレーンゲームの景品など。
実売価格は500円くらいでしょうか。
こいつをちょっといじってみようという趣旨なのです。

まあ何でそんな事態になったのかというと、別記事の“1/10ハイパーバズーカの自作”で使用するため。
つまり、アンプ付きの防水型MP3プレイヤーが必要になった、という理由なのです。

しかしあくまでオマケであって、音質など二の次。鳴れば良し。
これでたどり着いたのが上記の激安MP3プレイヤー。
問題は、どこのレビューでも見つかる「1回で壊れた。」の書き込み。
中にはうまく使ってる人もいるようですが果たして?

いろいろ情報を集めて総合してみると、どうも充電方法に問題があるっぽい。
このプレイヤーはUSBで充電するタイプなのですが、過充電防止装置的な回路は付いておらず
状態を知らせるLEDもない事から、「充電時間を見て自分で止める」という何とも素敵な仕様なのです。

で実を言うと、これより少し古い型のプレイヤーをクレーンゲームでゲットしたことがありまして。
確かに最初は動作していたんですが、すぐに壊れた記憶が・・・。
どうせ安物だ、と当時は気にも留めなかったのですが、ガラクタ箱からなんとか探し出してバラしてみると予想通り。
そこにはパンパンに膨らんだ充電池が・・・。

これはもしや。

さっそく3個ほど手配。
届いた1個をバラシて充電池の電圧を測ってみると4V位か。
というわけで適当な材料をかき集めて繋いでみました。



電池は百均の充電池。
ちゃんと音も鳴ってるし、ボタン操作も問題なし。
ちょっとかさばるけど。

そしたら次はアンプ探し。
アマ○ンで安いのを探して、見つけたのがこれ。

オーディオ アンプ ボード

なんか密林の商品説明が面白い。
うん、これでいいんじゃないの?
あとはスピーカーか。

マグネットスピーカー

で、届いた品々を繋いでテストしてみると何の問題もなし。
スムーズに運びすぎて気持ち悪い。

まあとにかく防水ケースの加工を。
上で書いたように例のバズーカに内臓させたいので、一回り小さい呼び径50の塩ビパイプを利用してこんな感じに。



2個のトグルスイッチの片方は電源ON/OFF。
もう片方はモーメンタリ式で、進む/戻る。
操作系は潔くこれだけ。
このプレイヤーは自動再生機能があるので、電源入れれば勝手に動くのだ。

ボリュームは常に全開。
調整したいときは蓋を開く、と。



こんな感じに。
単4電池にすればよかったと後悔。
マイクロUSBや充電池の取り出しも問題なし。

組付ける前の全容がこちら。



単純に完成品を繋ぎ合わせただけなので、どーもこーもありませんな。
とりあえずこれが必要となる状況はイマイチ想像できないものの、まあ面白いものができたかな、と。



さて、次は何を作ろうか。





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