クリスマスイルミネーションの自作1




今回は、クリスマスイルミネーションの自作に挑戦いたします。
12月に入ると、そこかしこでチカチカとLEDが点滅しだすじゃないですか、あれですよあれ。
クリスマスというせっかくのイベントなのだから、世に倣って少しは浮かれてみようじゃありませんか。

しかし、同様に多少の興味を持って調べたことのある方ならお分かりでしょうが、
いや高いのなんの。(金額的に)
時々 家全体がビカビカ光ってるのとかあるけども、は〜・・・。
まあどうせ誰が見に来るわけでもないし、人も車もろくに通らないようなド田舎なんで、
ここはやっぱり、自作で安上がりなイルミネーションを作っちまおう!

ということなわけで。
とはいえ、2013年現在では かなり相場も下がってきてるので正直に書いておきますが、

品質と手間を考えると、買った方が安いです。

んじゃ、いってみましょう。

まずは仕様を。

@屋外使用を想定し、完全防水とする。
Aソーラー発電と充電池を利用し、電気料金は一切かからないようにする。
B暗くなったら自動で点灯し、充電が切れたら勝手に消える。
Cなるべく安く。

こんな感じで。
要約すると、“初期費用のみ & 設置した後はメンテナンスフリー”
ああ、うさんくさい詐欺広告みたいだ。

で、実は。
既に昨年、試作型の製作と動作実験まで済んでいまして。
今回はその改良型の制作例となります。

試作型

これが昨年の試作型。
この実験結果を基に、進めていきます。
あ、写真は少なめです。

まずはメインユニットから。
上記のような仕様をブチ上げてみたものの、ソーラーパネルとか充電回路とか使うのは初めて。
さらに明暗センサーまで加えるわけですが、G○ogle先生と一緒にいろいろ調べ上げた結果がこちら。

回路図

いやはやインターネットってすごいな。

おおまかに充電池から左が充電回路で、右が明暗センサー部、的な。
必要な部品は全て秋月電子さんで購入。
いつもお世話になってます。
この回路分で2千円くらいでしょうか。

で、充電ってこれでいいのか・・・。
充電池の電圧よりも高い電圧を加えれば充電されるんだそうな。
もちろん適正値はあるはずだけども。
まあこの程度の電力なら、さほど神経質にならなくていいようです。
充電池は普通の乾電池と違って、1本あたり1.2Vが定格だそうで、3本直列で3.6Vと書きました。

回路図

ソーラーパネルはOptoSupplyの1.15Wタイプを2枚並列で。
もうちょっと出力の高いパネルでもいいのかも。
素人の疑問として、このパネルはそのまま風雨にさらしてよいモノなのか?
結晶の付いてないフチ(ベース?基盤?)は削っちゃっていいのか?
このへんがわからなかったので、今回は角を少し削ってポリカケースに収めました。

明暗センサー部の可変抵抗は、点灯を始める明るさを設定するためのものです。

そんな感じでできたのがこちら。

あっというまに

Aがソーラーパネル部。
右のソーラーパネルの裏側に上記の回路を組んだ基盤が入ってます。
パネルの左下にCdsがちょこっと覗いてますが、写真だと良く分かりませんね。

Bのあたりが充電池部。
実になんとなくなんですが、メインユニットからは独立させた方がいいような気がしたので
こんな形になりました。
ボトルは百均で購入。水筒というかウォータージャグというか。
防水性が高いという理由です。
とはいえ、スイッチ部分は剥き出しなのですが・・・。
電池ケースは単3型が3本入れば、何でもいいです。
ボトルの口を通過さえできれば。
電池も百均で。1本100円。
性能はどんなもんだかわかりません。

Cが出力端子部。
設置やメンテナンス性、作業性を考えると メインユニットと発光チューブ部は独立させたかったわけですが、
それらを繋ぐコネクタ部分をどうしたものかと。
簡単に着脱できつつ、完全防水。
入手の容易な市販の防水コネクタとか調べましたが、どれも高価だったり大型だったりとイマイチ。
で考えたのが、塩ビパイプを適当な長さに切って、その中で唯のDCプラグで接続。
パイプ両端はあらかじめケーブルに通しておいたゴムブッシングで密閉、と。

ゴムブッシング

単価100円ちょっとのお手軽防水コネクタのできあがり!!

・ ・ ・。

若干 パイプとブッシングの径が合っていないので、パイプ内径にテープを貼って調整したり。

まあまあこんな感じでメインユニットは出来上がりです。

お次は発光チューブの製作です。



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