フリップダウン式バックモニター製作
いろんな作業が前後してまして、説明のないアレやコレが写真に写ってるかもしれませんがご了承ください。
そんなわけで、何か面白いネタアイテムが無いかと某オクをチェックしていたところ、
4.3インチ小型モニターなるものを発見。
これならば以前から妄想していたアレが実現できるかも!っと、さっそく落札。
で、これを使って いったい何をするかというと?!
フリップダウン式のバックモニターを作ってみよう!!
・・・まあ、タイトルに書きましたけどね。
仕様
・ユニットはルームミラー裏に隠す。
・シフトをバックに数秒間入れた時だけモニターが降りてきて、後方映像を映す。
・シフトがバック以外に入って一定時間経ったらモニターが収納され、モニターは消灯。
・手元のスイッチで、強制的にON/OFFできるような拡張性を持たせる。
こんなところで。
届いたのがこれ。
で、接続図がこれ。
バッテリーに繋いでおけば、あとは映像入力がある時だけ電源が入る仕様です。
とりあえず動作確認をして、ドット抜けなども無いことを確認。
モニター部はこれで良しとして、次はフリップダウン機構。
パッと思いつくのは、TAMIYAのギヤボックス。
手持ちがいくつかあったので検討してみましたが、どうにもサイズが大きい・・・。
調べたところ、どうやら“ミニ”ギヤボックスシリーズなるものが展開中だとか。
一番トルクの太いタイプを見てみると、サイズのほうもどうにかなりそう。
こいつを使いましょう。
問題は電源。
バッテリーの12Vを直で、ってのはさすがに・・・。
で、シガーソケットからUSBの5V取り出して使うことに。
百均で捕獲。
車内での充電需要が増えてきたためか、こんな品も安価で手に入る時代になりました。
次に構造部材。
アルミかアクリルあたりかなあ・・・。
アルミは強度があるぶん、薄い板材でも結構イケる。
しかし、加工はちょっと面倒か。
アクリルは うまく加工できれば綺麗に見えるんだけども、
ちょっと手を抜くと安っぽく見えがち。
しかも何気に高価だし。
多少の在庫もあるんで、今回はアルミを採用。
足りない分は、近くのホームセンターで購入。
どちらも100円ちょっとだったかな。
そしてバック連動(遅延リレーなどの機能を持たせた)ユニットですが、
これはこちらのサイトで。
@開発人fujiのページ
商品一覧の“リレー類”の中の、汎用遅延リレー(N1−RLY)を使用します。
あとはギヤボックスを入れるケースとか、配線とか、リミットスイッチとか。
まあ、だいたいこんな感じでしょうか。
それでは、加工に入っていきます。
さすがに行き当たりばったりという訳にもいかないので、一応、図を描いてみます。
こんな感じで。
フロントガラスとルームミラーの位置関係が、実測だけでは限界があります。
実際、こんな予定通りにはいきませんので、あくまで叩き台のつもりで。
で、とにかくこの図を基にして、アルミのアーム部品を切り出してみます。
寸法を左上から順に。
φ4.1、穴ピッチ50mm、φ3.2 を2本。
φ4.1、穴ピッチ38.5mm、φ3.2、穴ピッチ4.5mm、φ3.2
φ4.1、穴ピッチ31mm、φ4.1 を2本。
そして右のパイプを左から。
外径φ4、内径φ3.2、全長19.2mm、15mm、4.3mm。
さらに、ホームセンター徘徊で発見したこれとか。
これらを組み合わせて、さあどうでしょう。
あ、モニターですが、スタンドへ固定する際の 角度を調整するための突起があるので、
それを削っておきます。
次に、ギヤボックスを収めるケースの加工です。
本当は新品ケースが良かったのですが、ちょうどいい寸法のケースがなく・・・。
使用済みケースの使い回し。
定番のタカチです。
こいつにギヤボックス固定穴、ステー固定穴を開けまして、
後でアーム部品用のスリット、リミットスイッチ固定穴をあけます。
新品ケースの場合は、ケーブルの取り出し口も必要です。
で、先ほどのアーム部品やギヤボックスを組み付けて、こんな感じ。
現合でアーム部品用のスリットを加工します。
このへん、フライス盤を使えると作業が楽です。
でまあ加工の順番は 進んだり戻ったりを繰り返しますが、
なんとかうまく収めます。
ギヤボックスとアーム部品との接続には、ガラクタ箱から掘り出した部品を使用。
詳細は不明ですが、どうもTAMIYAさんの工作シリーズの一部品のようです。
で、なんとか形になったら、次はリミットスイッチの取り付けです。
本当は色々と電子的に制御するのがカッコイイのかもしれませんが、
そのような技術力を持ち合わせておりませんで・・・。
専攻してたはずなんだけど、おかしいな・・・。
とにかくここでは、物理的になんとかしてみようと思います。
まずは上昇リミッターを。
モーターは電源を切ってもすぐに止まるわけではなく、少しの間 惰性で回り続けてしまうので、、
限界より少し手前で電源を切ってやらないと いい位置で止まりませんで。
回り過ぎると、最悪 ギアを噛んでしまい、動かなくなったりギヤが欠けたりします。
続けて下降リミッターを。
微調整は設置してからでいいので、だいたいの場所で決めます。
次回は、これらをリバース連動させるためリレーやら何やら繋ぎます。
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