”I”エムブレムを光らせたい1


Isis乗り+LED好き なオーナーさんの約8割(当社調べ)が”光らせたい所No.1”に選ぶという噂のある ”I”エムブレム。

これ

私もその例に漏れず、なんとか光らせてみたいと思っていました。
しかし構造的にバラす事ができず、どうやってLEDを仕込めばいいのか・・・。
というわけで、ここは一つ人柱になってみましょう。
まず、ボンネットを開けて肝心のエムブレムを取り外します。
3本のツメだけでフロントグリルに固定されているので、簡単に外れます。

丸のところ

加工後の画像で申し訳ない。
裏側を見てみると、バキッとへし折ったような二つの出っ張りがあります。
構造として、
・エムブレムのベースwith反射面
・透明アクリル?でできた”I”部品
・その周りの青いアクリル?部品
の3部品でできている様子。
ベース部品の穴にアクリル部品のピンを圧入した感じでしょうか。
まあ技術的なことは良く分からないので、あくまで想像ですが・・・。
(このページの作成中にCV掲示板に情報が。青い部品と透明の部品は両面テープでくっついていて、力技で外すことができるそうです。)

ピン部分にドリルで穴を開ければ バラせるかもしれないとは考えたんですが、
その後どうしようもなくなるので とりあえず下側からリューターで削ってみました。

少しづつ慎重に削っていくとベースの反射面の裏側にたどり着きます。
思い切ってそれも削ると、青いアクリル部品の底面が露出します。
削り過ぎないように慎重に。

で、その部品の内側(車両側)には、意外にも空洞があります。
完全に密着はしていないようです。
そこを覗き込むと、透明の”I”部品の側面が見えます。
ここで試しにLEDの光を差し込んでみますが、うまく光りません。
性質上、光が直進してしまうせいです。
とりあえず入射角を変えて試してみることに。

思い切って

まず削った部分が表側からどのように見えるのかを確認しながら、最終的に下辺を全部削ってしまいました。
表側からは、光に透かせば下辺全体から光が通ります。
当初は、周りの青い部分に青LEDを当て、”I”部分に白LEDを当てたらどうかと考えていましたが、この青いアクリル部品、光がほとんど通りません。まあ、当然かな。
んで、真ん中の透明”I”部分。これの底面側の両角は、面を取ったように斜めになっています。

写真がヘボいよなー どれもこれも・・・

ここに光を差し込んでみると・・・。

ボワ〜ン

こんな感じになりました。
とりあえず暫定で、超高輝度の5Φ青色LEDを使用。
明るすぎず、ぼんやりと”I”が浮かび上がるような光。
これ、イイヨ!! これで逝きましょう!

もっといろんな光らせ方がありそうですが、いきなりテスト段階で満足してしまいました。
なので、別パターンは他の方にまかせます。

というわけで、実際の加工へ。
今回は青色LEDが本命だったのですが、一応 他の色も試してみることに。
毎回ハンダ付けするわけにもいかないので、LEDを差し替えるだけの物を作成。
適当に切ったICソケットを適当に配置して適当にハンダ付け。
適当な電池を繋いで、適当なLEDをぶっさすだけの適当型テスト回路です。

適当型テスト回路

手持ちのLEDを、いろいろ試してみました。

NSPB510BS(日亜化学) OSWT511A(中国メーカー) E1L51-KC0A2-02(豊田合成) ?(?) ?(?) ?(?) NSPY-500S(日亜化学) SDL-3N4KW(台湾SANDER)

左から順に、青、白、信号機の青、オレンジ、赤、黄、レモン色、サンダーホワイト?、だと思います。たぶん。
写真がしょぼいなあ・・・。ブレブレ&ボケボケの写真ばかり・・・。
しかも輝度はバラバラだし、向きは調整してないし、参考にはならんかな、こりゃ・・・。
10年位前のデジカメ使って補正もかけずに超スピードで低予算でしかも全部一人でがんばってるんで、ご勘弁を・・・。

で、白はパッとしなかったです。完全な暗闇ならもっと違った感じかも。まあ、あまり評判のいいLEDではないので。
信号機の青色は、捨てがたいくらいキレイでした。
オレンジは少し赤みがかった色だったので、隣の赤と変わりませんねえ。
赤と黄色は安物LEDしかなくて・・・。もっと良いLEDを使えば、キレイに光ると思います。
新製品のレモン色は、かなりキレイです!が!値段が高い・・・。
サンダーホワイト?は少し黄色がかった白です。電球色。意外といい感じでした。
っちゅうか、緑LED撮り忘れた!!! ・・・結構キレイでした。スマソ。

とりあえず、肉眼で見るとどれもいい感じでした。
ボディカラーやグリルカラー、ヘッドライトやフォグランプと合わせて、トータルに考えて決めるのが吉でしょう。
私は、当初の予定通り青にしました。

で、本番用の回路を作ります。
と言っても、低電流ダイオード(15mA)とLED2個を直列に繋ぐだけです。

基板&ハヤコート

ハンダ付けの後、ハヤコートを塗布。換気に注意です。
エムブレムに装着すると、こんな感じ。

仮組み

ちなみにエムブレムのアルミ蒸着?部分はしっかり電気を通すので、テスト点灯時でも絶縁しないと危ないです。
で、このまま固定してしまいます。

当然ですがこのエムブレムは風雨にさらされるので、絶縁や防腐処理をキッチリやらないとマズイはず。
ネットで他の方の施工例をいろいろ調べましたが、ホットボンドで固めるだけ!という答えしか見当たりません。
プロの方は、どうやっているんでしょうかねー。
結論。ホットボンドで埋めました。

まさに素人

・・・汚いなー。さすが素人工作。
基板周りはホットボンドですが、その両脇は風呂場用のコーキング剤で穴埋めしてます。弾力性があっていい感じ。
ですが!
これでは盛りすぎ。車体に取り付けるとツメがしっかりはまりません。
エムブレム裏面は、結構グリルの形状に合わせてあるので隙間が少ないんです。
この後、全部取り去って盛り直したのは言うまでもなく。

まさに素人2。シリコン系コーキング剤だと、ホットボンドにもくっつかないしね。

やはり素人。これまた盛りすぎです。汚いし。

基板ナシの空中配線withホットボンドのほうが、スリムでいいかもしれません。
LEDの向きの調整に不安があったので、このまま作業しましたが。
LEDも、5Φではなく3Φを使用すればさらにコンパクトで良いと思います。

で、固定した状態で点灯するとこんな感じ。

点灯状態

なかなかいいです。
正面からだと”I”の輪郭が縁取られる感じです。
これを、車両へ取り付けます。
電源はスモールから取りました。ライトグリーンの線がプラス、茶色がアースです。

配線

電源側の途中に管ヒューズをはさんで、マイナス側はホーン取り付けボルトでアース。
どこも絶縁・防水に気をつけます。
適当にケーブルを這いまわして、点灯!

できあがり

やっと完成ー。最終的にこんな感じ。
”I”部分に近づくと・・・

近影

むむむ。ボンネットに光が当たってますが、なんだか左右のバランスがとれてません。
たぶんLEDの向きが、ちゃんと対称になっていないからだと思います。
どうしよう・・・。

いい光り具合だと思いますが、ちょっと浮いてますか。
他の灯火関係がまだノーマルのままだしねー。いずれ青っぽいのに換える予定。
そうすれば少しはバランスがとれるはず・・・。
って、順番が逆のような。
心配なのは発熱と耐久性ですね。まあ、ぼちぼち経過観察していきます。


で、いかがでしょう。ちっとは何かの参考になったでしょうか?
そういえば、イストも共通の”I”マークが着いてたような。
ベース部分だけが違ってて、グリルにはめ込むタイプかな。
・・・誰かやってみません?



現在エムブレムは入院中です。
内側のホットボンドを盛りすぎて 取り付けたときに少し浮いてしまうのと、
LEDの向きが左右対称になっていないのとで、納得がいかず、作り直しします。
完成し次第、修正後の写真をUPしたいと思います。



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