車速感応式ドアロックユニットを取り付けてみる3


ロック・アンロック線を接続します。

と その前に、とりあえず動作確認をしてみます。
ユニット本体側とアダプター側の両方ともコネクターを取り付けてあり
中間のケーブルも加工済みなので、これらを繋いで実際に走ってみます。
すると ロック動作は完璧ですが、アンロックが時々効かない・・・。
ユニットを収めた箱のふたを外し、LEDを見ながら再度実験。
本体は完璧に動作している様子。
どうやら、中間ケーブルのコネクターでアンロック線側が接触不良らしい。
このユニットはモニター用のLEDがついているので、原因究明がしやすいです。

コネクターを何とかするとして、一応の動作確認はとれました。
あとは配線をうまく引き回します。

まずはドア側から。
ここで問題になるのは、ドアから車内にケーブルを引き込むためのグロメット通し。
そんな作業は、自身がやったことないので果たして・・・?
と思いながら情報収集をしていると、オプション用のケーブルを使えとの情報が!
どうやら最近のTOYOTA車?は、ターンランプ付きサイドミラー(オプション)用のケーブルが標準で通っているんだとか。
そのオプションをつけていない場合は2本のケーブルが余った状態になっているらしい。
これを使わない手はありません。
さっそく情報を元に、結線していきます。

ドア内

いきなり結線後の写真で申し訳ないですが。
ドアの内張りを剥がすと、サイドミラーに伸びるケーブルの束があります。
その中に白のコネクタ(写真の赤丸)があり、これに繋がる2本のケーブル(白地に銀の斑点と、白地に黒線+銀の斑点)が目標です。
不本意ながら、青いシートに少し切れ目をいれて作業しました。
これに結線をした後、内張りを元に戻します。

続いて車両本体側です。
が、ここで計画変更。
ただ繋ぐだけでは寂しい?ので、本体のON/OFFスイッチを間に挟むことにしました。
単純に本体の赤線(電源)にスイッチをかますだけです。
しかし全ての機能を殺すのはもったいないので、Pシフトでアンロックする機能だけは残す事にしました。
これも単純に、緑線にスイッチをかますだけです。ロック信号が伝わらなくなります。
掲示板にも載っていますね。
2極2接点[中点OFFあり]のスイッチを使って、
全機能ON ←→ 全機能OFF ←→ アンロックのみON
という動作が理想でしょうか。
ま、どうせ全ONに入れっぱなしになるでしょうが・・・。いいんです、自己満足ですから。

普通のトグルスイッチならいくらでもあるんですけどね。
スイッチカバーに穴開けて〜とか、ステーをつけて〜とかはパスです。
何かいいスイッチを探すとして、とりあえずスイッチなしで我慢します。

先に、ユニット本体から運転席までケーブルを通します。
何本も通すのは大変なので、先にコルゲートチューブに収めてから、丸ごと通します。

にょろっと

こんなん出ました。
将来的には全機能ON/OFFも実現させたいので、その為のケーブルも今のうちに通してあります。
あとの2本は、増設したシガーソケットの線ですね。

で、ロック・アンロック線につけた2極のコネクタを、ガワだけ外して4極コネクタに付け替えます。

4極コネクタに付け替え

続いてユニット側。
ユニットの赤線を途中で切って(既に結線してしまったため)、その2本もコネクタに加えます。
電源を運転席周りのどこかから取れば3極でいいんですが、エレタップがもったいないのと時間がないのとめんどくさいのとで、こんな状態です。なんだかなー。
これでユニット側は全て完了です。

最後に、運転席周りの作業です。
車体側のオプション用ケーブルへの結線が残っています。

車体側

と、これまた結線後の写真で申し訳ない。
ここら辺を探してみてください。ドア側と同じようなコネクタがあるはずです。
フロントドアスカッフプレートと、カウルサイドトリムを外すだけでアクセスできます。
この2本のケーブルに結線します。繋ぐほうを間違えないように・・・。

ケーブルが弛んだりしないように うまくまとめて、パネルを全て元に戻します。
そして最終動作テストがうまくいったら、完成です。
って 配線もユニットも全て隠れているので、見た目は何も変わりませんがね。


長かったーー。
昼休みに 一日30〜40分づつ作業していたので、総作業時間は結局わかりませぬ・・・。
週末にはパネルを全部戻して、月曜日にまた外して、って感じだったし。
朝から腰をすえてやれば、一日はかからないかと・・・。
まあ、あれこれ考えるのが楽しかったので良しです。
おつかれさまでしたー。




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