門灯の製作


常に何かを作る事ばかり考えてる管理人は、新しいアイデアや自分の知らない工法などを知るために
ジャンル問わず色んなサイトをフラフラしてるわけですが、先日ちょっといい感じの門灯を見つけまして。

あー、なんかこれ面白いなー。
よし、作ろう。

で、材料をとっとと買ってきまして。
一応の設計図を基に切出したのがこちら。



わりと多かった。
予算が少ないので、とにかく安物の材料で揃えます。

まずは骨組みとなるものを製作。



まあ本職の方から見たら怒られそうな出来ですが。

これに防腐塗料を塗ります。



塗るというよりは染み込ませる感じ。

次に周りを囲う杉板を焼きます。



焼杉板、という加工。
表面を高温で焼くと木の中の水分が蒸発して乾燥した炭化層ができて腐らなくなる、という理屈らしい。
バーナーで焼く場合、表面が黒くなってヒビが入ったようになるのを目安に焼いていますが、どうなんでしょうか。
この写真の状態はちょっとまだ甘い感じですね。

こんがり焼けたら、水を掛けながら金ブラシで表面の炭化した部分を落としてやると、



綺麗な木目に。
乾燥させたあと、手に炭が付かなくなるまでウェスで磨きます。




素人加工でも、外観がそれなりに見られるようになるのが良いですね。

で、門灯と言うからには、光らなきゃいけない。
というわけでいつものアレ。



DAISOのソーラーライト。
これは300円のタイプです。
中の充電池を交換しつつ、ソーラー部分と本体部分を分けます。



在庫品のコネクタを使用。
ただ、完成品は当然屋外に置きっぱなしになるわけで、防水についてもう少し細工する必要がありそうです。

で、分離したソーラーパネル部分を設置する場所ですが、一番 充電効率の良い場所、ってことで



門灯の屋根に。
最終的には このソーラーパネルのプラスチック部分が多く露出するので、なんだか雰囲気が削がれる感じで
ちょっとアレな気がしないでもないですが・・・。

あ、板が斜めに2分割されているのは 端材を利用したためです。

っとそうそう、底面にアジャスターを付けるのを忘れていました。
設置場所を考えた時、屋外の それも玄関先となると、必ず傾斜が付いているわけです。
雨水等が溜まらないようにって理由なんですが、今回の門灯はライト部分を上の方に取り付けるので、わりと重心が高い。
となると そのままでも立つことは立つでしょうが、おそらく強風が吹いたら倒れてしまいます。
そのため、底面にアジャスターを付けて垂直に立つように調整したいという事。
方法はいろいろありますが、今回はこれ。



M6用の鬼目ナットと、アジャスター。
ゴム付きのアジャスターのほうが良かったのだけれど・・・。
とにかく、これを骨組みに埋め込みます。



本来なら四隅に取り付けたほうが安定するのですが、そこまで考えておりませんで、既にスペースがありませんでしたとさ。

そしたらお次は、ライトの固定。
適当なL字ステーを在庫品の中から見つけまして、穴を追加して、



こんな感じに。
で、これを骨組みに固定してアレすると、こうなります。



まるで計算したかのように中心へ。

最後に外板を貼っていきます。



黒い木ネジで固定していますが、できれば目立たない固定方法にしたかった。

で、全体周りを貼って、屋根板も乗せてみたのがこちら。



ゴミ箱じゃありませんよ?
開いた部分から、灯りが漏れる感じにするわけです。
アジャスターも付けてみます。



う〜ん・・・。
まあ目立つ部分ではないのでね。

そんなこんなで、水平に調整して実際に設置する場所を決めます。



おお。

で、ソーラーパネル付きの屋根を乗せます。



裏から見た写真。
そして、完成形がこちら!

門灯 自作

おおお。

良い季節に撮ると、それなりに良い雰囲気に見えますねぇ。
開口部の中に見える黄色い物は何かというと



アクリルのブロック。
中でキラキラした何かが光っていたら雰囲気がいいかなー、ってことで何とか盛ってみたわけですが、
かえって安っぽいような気もして台無しだったりしますかね・・・。
垂れ下がるタイプの植物を植えた鉢植えなどを突っ込む案も検討しておりますが、まあとりあえずってことで。

で、肝心の夜間の状態はどうなんだ、ってことでこちら。

門灯 自作

おおおお。

まあまあ悪くない! と思いたい。

とまあ特にこれ以上の発展もありませんので、門灯の製作編は終了となります。


さて、次は何を作ろうか。






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