自動荷物積み下ろしに挑戦(中編)
其の壱の続きで、今回は自動荷降ろし機構でございます。
形は頭の中に出来上がっていたんですが、なかなか作業が進みませんで・・・。
まずは設計、材料の用意。
そして試行錯誤の末、こんな部品を製作。
端折り過ぎですみません。
台座(8mm厚の何かの樹脂板に溝掘り)
背板(4mm厚のプラ板をフライス加工)
斜面x2(アクリル蝶番と3mmアクリル板)
の部品構成です。
これを組み合わせて・・・。
見た目がイマイチ・・・。
工事施設ということで、虎模様(黄色と黒の縞模様)にする予定。いつか。
基本的な形状は本家と同じ三角形ですが、せっかくなので汎用性を持たせるように工夫してみました。
ただし 斜面は進行方向の片面のみとして、後進状態での荷降ろしは考えていません。
(実際はスルーします。詳しくは後述)
まず、ゼンマイ動力車への対応をしました。
単純に斜面を設けておくだけでは、ゼンマイ動力車が線路上を対向してきた時、
ゼンマイのツマミが乗り上げて(片斜面なら引っかかって)しまいます。
そこで、余っていた蝶番を切って削ってプラ板を貼って、斜面を可動式にしてみました。
順方向(荷降ろしをする方向)に進むと、ゼンマイ車は引っかからず、荷物車は斜面を登って荷降ろしします。
逆方向に進むと、ゼンマイ車は斜面を押し上げてスルー、荷物車は引っかかりません。
また、前述のように荷物車を後進させると、斜面を押し上げてスルーして荷物は積んだままになります。
ゼンマイ車が通過する様子を動画撮影してみました。
台座の幅を駅と同寸法にして、可動式斜面を両側に設けることで 複線に対応しました。
ん?ホームを挟んだ幅では 厳密には複線とは言わないのかな?
まあいいか。
収納スペースを少しでも減らすため、分割可能にしました。
・・・あんまり変わらんような。
ちなみに、ちゃんとカプセルにも入ります。
実際に荷物(6mmのプラ玉、要するにBB弾)を降ろす様子です。
一車両に10個の玉を積んでみました。
当然ですが、其の壱での加工そのままでは玉は荷降ろし出来ません。
貨車が傾いたときに水平よりも斜めになるように角に詰め物をしてあります。
なかなか面白いものが出来ましたが、少し心配な事が・・・。
玉を載せるときに、結構 飛び跳ねるんですよ。
貨車の“周りの囲い”?が低い事もあって、すぐ飛び出します。
手で積む時はいいんですがねえ。
“後編”がどうなることやら・・・。
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