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ハイパーバズーカの製作2
そんなわけで方向転換をせまられたハイパーバズーカですが、さてどうしたものか。
実を言うと、いろいろ資料をあさっている時に素晴らしい情報を見つけてまして。
ペットボトルロケット迫撃砲の作り方
ああなるほど、こんな手もあるのか、と。
考えてみれば、一昔前にペットボトルロケットが流行った時期があったけども 自分は全くその方面に触れてきませんでした。
で気づけば 上記ブログの製作手順とか動画とか見まくってまして、結果、
よしこれでいこう。
というわけで、新機構のハイパーバズーカはペットボトルロケット式に決定~。
夏ならびしょぬれになっても楽しいしね!
さっそく、Google先生と共にペットボトルロケットについての資料集め。
キャップの加工、トリガー部の構成、等々。
そして同時に市場調査。
ちょうどいい大きさの(安価な)部品はないか?どんな規格の商品があるのか?等々。
で、なんとか全体の構成が見えてきたところで加工に入っていきます。
まずは射出・ロックの機構。
ここにはホースジョイントを使うのが最も一般的なようです。
入手したのがこれ。
百均で。
どちらもメス側の写真ですが、繋ぐホース径による違いです。
今回は太い方を使用しました。
続いてこちら。
自転車タイヤのチューブバルブ。
中古でも構わないんですが、残念なことに行きつけの自転車屋さんなど持っていないので 新品を購入する羽目に。
コイツを惜しげもなく切り出しまして、こんな感じに。
欲しいのはバルブだけ。
で、前述のホースジョイントを加工してやって、
こんな形に。
これらを組み合わせると・・・。
ちょうどいい具合にすっぽりと。
隙間を接着剤で埋めつつ、ネジで締め付けます。
そしてオス側ですが、キャップに穴を開けてホースジョイントのオス側部品に接着するだけ。
キャップ表面は、ちょっとサンドペーパーなどで荒してやるほうがいいのかも。
ここで問題になるのが接着剤。
キャップはポリエチレン(PE)又はポリプロピレン(PP)が主材なので、専用接着剤が必要です。
今回使用したのはこちら。
説明にはポリカーボネートはOKだが、PP・PEの接着はできないと書いてありますが、
強度的にも何の問題もなく接着できてます。
とにかくエポキシ系の弾性接着剤を使用しましょう。
上の写真の接着剤部分は透明に見えますが、実際はもっと黄色っぽいです。
さて次はどうやってロックを解除して発射できるようにするか ですが、具体的には2通りの考え方が。
1.ホースジョイント(メス)の外側を固定して、中心部を押してやる。
2.ホースジョイント(メス)の中心部を固定して、外側を引いてやる。
前述の“~迫撃砲”さんは、ホースジョイント外側に錘を付けて筒内に落とすことによって、2の方法でロック解除を実現されてますね。
今回のハイパーバズーカは“筒内にボトルをセットしてトリガーを引いて発射する”という性質上、中心部の固定はなかなか難しい。
というわけで1の方法で進めていきます。
まずホースジョイント(メス)の外径を、呼び径65の塩ビパイプの内径(約72mm)に近づけたいところ。
これはセットした時にガタつかないようにするため。
でいろんな店を徘徊していた時に見つけたのがこれ。
未だに何に使うものなのかわからないのですが、PPプラグという物。
この内面にはテーパーが付いていますが、これがまた驚くほどピッタリはまるんです。
当然この外径ではまだ72mmには程遠いわけですが、肉厚を稼ぐことで様々な加工が可能になります。
まずは必要な分だけ残してカット。
対角に穴を開けて外側に別部品を固定、とこの時は考えていたので もう穴が開いてますが、結局使用しませんで。
じゃあどうしたかというと、さらにこんな物を発見しまして。
車内用のドリンクホルダー兼トレー。
こいつのドリンクホルダー側の底部分の外径がほぼ70mmと理想的だったのです。
さっそく固定方法の変更を。
写真のように4カ所ほどタップ加工。
そして先ほどのドリンクホルダーを、底部分のみ切り出して固定穴と中央穴を開けて、接着&ねじ止め。
ちょっとツバの広いネジを使用。
中央穴の大きさは下の写真がわかりやすいかと。
これを先に作ったホースジョイント(メス)+バルブ部品にはめこんでやってこんな形。
ネジのツバをひっかけて抜け落ち防止に。
この白いリング部分を筒内に何とか固定して、バルブのついた中心部を押してやろう、というわけです。
で、試しにこれにペットボトルを嵌めて空気を注入してみたわけですが、どうにも渋い。
虫ゴムのところがなんだか変な感じ?!
というわけで百均で見つけたこれに換装。
こんなのあるんだなー。
これでスムーズに空気が入るようになりました。
ちなみに空気入れも百均で。
確か250円だか300円の商品だったような。
普通の空気入れよりもポンピングしづらいものの、この小ささがいいんです。
理由は最後の方で。
といったところで、次回は本体&芯棒の加工編です。
続く!
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